ＳＡＮＧＩでは各科の最終学年となる学生がその学科で学んだ集大成として自らテーマを決めて研究・制作を行い、「卒業研究・制作発表会」を開催します。

建築科の卒業制作発表では、「料亭」や「画廊＆BAR」「カフェ＆ショップ」の複合施設、専門店など、自分の理想とする店舗の設計書が発表されました。

建物の建設地を決める所から、外観や内装も全て学生が一から設計し、段差や角度の計算、普段は目に見えない水回りなどに必要な配管の位置など、実際の設計作業でも必要な設備もきちんと機能するよう設計がされており、非常に完成度の高い作品ばかりでした！

発表では、建物の規模やコンセプト、立地など周囲の環境や予想される客層などを上げ、どの様な事に配慮して店内の設備配置を考えたか、工夫した点、こだわった部分なども一つ一つ丁寧にプレゼンテーションをしていきました。

最後に講師の先生方から、建物の内装や外装のデザイン、動線や設備配置に対する質問、評価とアドバイスをいただき、学生達は緊張しながらもしっかりと受け答えをし、改善点を受け止めていた様子でした。

発表を終えた学生たちからは、「想像したものが形になっていくのが楽しかった」、「頭の中に希望や構想がしっかり出来上がっていても、それを現実に描き起こしていく」という作業の大変さや、「中庭や吹き抜け、ガラスの壁など、構造や強度を考えると理想通りに仕上げる事が難しい部分もあり、まだまだ知識が必要だと痛感した」など、実際に人が入る建物を作る事の楽しさや、難しさ大変さを感じ、社会に出ても学び続けていきたいと、意気込んでいました。

今回の卒業制作発表は、２年間で学んだことの集大成となる、素晴らしい発表でした！
卒業制作でさらに磨きがかかった建築の知識と技術を活かし、４月から社会人として活躍していってください☆

建築科の皆さん、本当にお疲れ様でした☆